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かいしゃ通信簿「Ehime Style〜若手と会社の働く未来の架け橋に〜」を開催しました!

2023.2.21

 

<日時>
令和5年2月12日(日)14時~16時

<場所>
愛媛大学 E.U. Regional Commons 1F(松山文京町3番 愛媛大学構内)

<参加者>
愛媛大学生11名 松山大学生1名 社会人約30名(愛媛大学教職員、宇和島自動車運送(株)、富士通コミュニケーションサービス(株)、(株)イープレス 、愛媛トヨペット(株) 他)

<実施者>
愛媛大学リーダーズ・スクール(ELS)、ジョブカフェ愛work、合同会社Cheer for、NPO法人ワークライフ・コラボ

今回の企画は、松山市中小企業振興円卓会議専門部会事業として実施しました。
愛媛大学・松山大学の学生が、『次世代(※)が働きやすい環境』をつくるという目的で、約4か月活動してきました。(※)次世代とは=これから就職する人、または若手社会人

目的は「社内改革のきっかけに」→働き方改革が必要と思いつつも動けていない、変わろうと思っている企業に、第3者目線の提供、取り組みの目安や自己採点の可視化(企業の優劣をつけるものではない)を提供する。

★企業にとって→やるべきことの整理、改善点だけでなく、自社の強みもわかる
★学生にとって→自身の職業観理解、企業の違いを理解する

 

この活動の中で、大学生が実際に社会経験のある若手社会人を対象に調査を行い、現在の若手社会人が “会社”に対して、どんなところに良さや悪さを感じているかリアルな声を調べ、社会人の働きやすさの指標となる「かいしゃ通信簿」を作成しました。

この通信簿を企業に活用していただくことで愛媛県の若手社会人の離職率を少しでも改善し、社会に寄与したいと考えています。

「かいしゃ通信簿」とは、企業が自社の実態を知るために利用する、若手社会人対象のアンケート形式の評価表で、課題や改善点を浮き彫りにして、企業が若手社員から意見を汲み取り、次世代が働きやすい環境づくりに役立てていくためのものです。

この通信簿をパワーアップさせるために、2022年11月26日には「みらい談話室」という転職経験がある社会人との交流を行い、さらに、12月には企業にインタビューを行い、実際に働く方の、より現場に近い声を聞きました。

今回のお披露目会は、学生と、若手社会人がCheer forの野村さんコーディネートの元、1か月ほどかけて役割分担からロードマップまで細やかに準備をしました。当日の司会は、はらみ隊長こと原沙菜美さん(法文学部1回生)、緊張しながらも丁寧に進めていきます。

当日の模様をかいつまんでご紹介。完成した「かいしゃ通信簿」を配付し観ていただいたのち、事前に活用していただいた企業から、実際に活用してみての感想や活用実績をトークライブ形式でお話しいただきました。

★1社目:株式会社イープレスさん
★2社目:愛媛トヨペット株式会社さん

担当学生の進行ではじまったトークライブ。
「好きな食べ物は何ですか?」というライトな質問から投げかけて場を和ませます。
2社ともそれぞれ、キャッチボールを楽しんでいただきました。

Q. アンケートの印象はどうでしたか? 
A. 多いなと思った(笑)30分かかった!

Q. 印象に残った質問はありましたか?
A. 制度も大切だけど、お金のほうに還元してもらえた方がいいなと思うこともあり!

Q. 「これ聞くんだ?!」な質問はありましたか?
A. 辞めたいと思ったことあるか、聞くんだー

Q. 「これ聞いてくれてよかった!」な質問はありましたか?
A. 教育体制については気になっていたので、社員研修など聞いてもらってよかった。

Q. ぶっちゃけ、この通信簿、今後使う?
A. ・改善点はいくつかあるけれど、点数化はいいなと思った。
  ・抜粋して使えたらと思った。採用の段階でも、この質問項目が聞きたいことなんだと参考になったので使いたい。
  ・全部は多くてしんどいのでピックアップして使う。
  ・アドバイザーが欲しい!

・・・などなど、学生もぶっちゃけ、企業側もぶっちゃけで、でもはたらくをより良くするために必要なキャッチボールだと感じます。

さらに、大学生と社会人との交流の場も設けました。
学生が考えたゲームで盛り上がります。時間が足りないくらいでした。

盛会のうちに終了し、企業の皆様をお見送りした後は振り返りの時間も持ち、今回のプロセスを称え合ったり、今後の学びをどう活かすかを語ったり、、、。

もちろん、今回作成した通信簿は決して完成形ではありません。
カスタマイズしたり、「活きた指標」として、活用していただければと考えています。
改めて、ダウンロードや配布など、市内の企業の方にも目に触れていただく予定です!

「はたらくことは、生きること、成長すること」
だからこそ、若手の意見を取り入れることは必須。

このような、多世代ではたらくを考える時間を、みなさんの職場でもぜひ!!

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