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先進事例の数を増やし、企業事例などの情報を収集して研究を深めていきたい
八木 英夫さん
2018.12.28
先進事例の数を増やし、企業事例などの情報を収集して研究を深めていきたい
八木 英夫さん
勤務先:松山短期大学 非常勤講師
八木さんは松山大学大学院経営学研究科の学生であり、松山短期大学の非常勤講師でもあります。現在、大学院では働き方改革について研究されています。
2018年11月17日、日本経営学品質学会においてサイボウズ株式会社の働き方改革をテーマとし、発表されました。
http://www.jape.jp/convention/index.html
「今後は先進事例の数を増やし、一方なかなかうまく進まない企業事例などの情報を収集して研究を深めていきたい」とおっしゃいます。
「働き方改革のポイントは、
①経営者の意識の高さとリーダーシップ
②目的を明確にした仕組みや制度作り
③ICTの活用
④組織風土作り です。
私が学ぶ経営学は、社会学からのアプローチを重視しています。この世は人と人や、組織と組織のつながりで成り立っているという視点です。
IT化や、グローバル化の進展により、世界中の人、モノ、カネ、情報がネットワークとしてつながってきています。企業では、組織の境界を越えて活動する人が増えてきています。
副(複)業などは、その典型でしょう。
組織は、情報が透明化されると、フラット化し生命体的な動きを始めます。
人が組織に合わせて働いていた時代(ヒエラルキー型組織)から、組織が人に合わせる時代(ネットワーク型組織)へと、組織のイノベーションが始まっていると思います。
今後の私の研究テーマは、ネットワーク型組織の一形態であるホラクラシー型組織です」
八木さんは大手金融機関を定年退職後、リカレント(学び直し)を決意。
「剣道や、気功の指導をしつつの勉学なので、おかげで忙しい毎日です」
とお話していただきました。