まつやま働き方改革推進会議の松村です。
令和2年1月、働き方改革にチャレンジされている岡田印刷に
第6回働き方改革コンサルに伺ってきました。
半年にわたるコンサルタントも今回が最終回です。
今回は、いつもの幹部メンバーに加え、これまでご参加されなかった
幹部2名、それから、従業員3名の方がご参加されました。
最初に、桑波田社長より、サイボウズ流の働き方改革はあるけれど、
「岡田印刷に合った働き方改革に取り組もう」と共有いただきました。
次に、残業が突出して多い従業員の方に代わる代わるご参加いただき、
なぜ残業が多くなるのか、全員で問題解決メソッドワークショップをしました。
この時、事前に決めたルールは、
従業員のお話は否定せず、受け止める。
安全安心な場を作ることだけ。
世間には「残業削減は、社長や上司が号令をかければ実現できる」
という誤解が蔓延しております。
安全安心な場でお話できると、他部署との連携不足や若手の育成方針や
育成制度の不備など組織的、制度的な問題が面白いように出てきます。
また、実は、残業をする時間そのものではなく、
「残業しなきゃ終わらないのに、上司からするなと言われること」
に大きいストレスを感じていることが判明しました。
一つ一つ、課題設定までしたかったのですが、時間的な制約から
こういう組織的、制度的問題がありますよね、
それぞれ、どういうメンバーで話さないと解決できないですよね、
問題の責任者はだれですか、と整理しました。
また、前回コンサルで決定したクレーム対応アプリ(キントーン)
については、再度見直しを行い、「使わない」という結論に達しました。
これまで「上司が変わらない」「部下が手伝おうとしない」
「どうせ会社は変わらない」と「内心思っていた」ことを、
経営者、幹部、従業員が顔を突き合わせ、
安全安心な場で事実を共有し、対話をした時間は
自分たちのことを自分たちで考える「岡田印刷らしい働き方改革」に向かう第一歩になりました。
100社あれば100通りの働き方改革があるのだと実感した一日でした。